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以前から気になっていた本を購入した。日記シリーズというらしいけど、いろんな職業に就いた方の面白エピソードと
業界のあるあるを実体験で描いた本で、とても面白く読んでしまった。2冊購入したけど、他のジャンルの仕事の日記
を読んでみたくなる。マンション管理人と消費者金融社員であったが、人間模様がくっきりと浮かび上がる。
著者の前書きには、こう書いてある。(一部抜粋)
「職業は?」と聞かれると「会社員」ですと、もう少し突っ込んだ質問をされると「カード会社」ですと答えるそうだ。
職種に負い目はないけど、「サラ金社員」とは口が裂けても言えない。身内も例外なく正直には話さないとの事。
地元の信用金庫に勤めている方でも、「銀行員」と名乗っている。新聞配達店に勤めている人は、「報道関係」と
間違ってはいないが、人は何かにつけて見栄を張らないと生きられいのかも知れません。
この方の実体験では、世の中のイメージ 消費者金融=悪 ドラマや映画では貧乏人を食い物にする高利貸し。
返済が滞ったお客に、「高い利息取り過ぎなんだよ、俺たちの利息で良い暮らししやがって、ふざけんじゃなぇ。そんな
商売してたら、地獄に落ちるぞ」と罵倒されたそうな。会社がむりやり貴方に貸し付けたわけでない。借りる時はその高利
でいいから貸して欲しいと泣きついたのではないか。銀行も貸してくれずに困り果てた貴方に、免許証一つで即日お金を
貸したあの日、助かりましたと喜んでいたではないか。
人の欲求 睡眠欲・食欲・性欲 とされるが、その欲求は際限が無いのが困りものだ。ただ腹一杯になればいい訳でなく、
もっと旨いものを食べたい、もっと高級なものを食べたいとなる。さらに面倒くさいのが、「承認欲求」でしょうか?
まわりから尊敬されたい、カッコ付けたい、すごいと思われたい・・・。
手っ取り早く満たしてくれそうなのが、お金でしょうか。この業界も栄華の時期があり、その後法改正施行を経て、
没落していく。その業界にいて、嫌と言うほど人の醜い姿を見て来たのに、業界を去った後、人から借りた金に
がんじがらめに遭い、立ち行かなくなるまで落ち、ブーメランの如く、自分が地獄に落ちたというお話。
見栄や承認欲求は、なかなか厄介で、改善するのは容易ではありません。ついつい言ってしまうもんで、後から
嫌な気持ちになっていたりもする。年齢を重ねて来たらふと気づくんですが、長い時間掛けても何も自分の身に
なったものは少ないんじゃ無いかと。もっとこうしとけば、ピリピリしなくても良かったのに。それこそ人は
それほど貴方を見てませんよ、気にかけてませんよという事。一人であれやこれやと思い悩んでいただけと。
もうこんな年齢になってしまった、これからの人生の下り坂を上手に枯れて逝ける様に、切り替えた方が賢明かも。
執着の手放し・心の平穏・足るを知る・・・ 「成熟」
詫び寂びの美・本質だけの形・独特の渋み・・・ 「枯淡」
体力の低下から気力・役割の交代・自然の摂理・・・ 「衰え」
余分なものは捨てて行きましょう。墓場には持って行けませんから、「ずっと」は有り得ないのが自然なサイクル。


