震災で死生観が変わった人は多い、今日も無事と云える ささやかで

いつもでは無いのだけれど、ふと目が留まった新聞の広告欄 映画の紹介記事で気になってしまい、

すぐに映画館に出掛けて観て来ました。一つはオール蒲郡ロケと謳っていた「空白」とその横に

紹介されてた「護られなかった者たちへ」の2本

先入観なく観たので想像してたのと違う印象で、ネタバレになるといけませんから、書けませんけど

なかなか深いテーマを題材にして、何がどうのという回答も出ない悩ましい展開です。

鬼気迫る時の人の行動は、善悪を超えてしまうのだと実感する。それでも折り合いを付けて生きて

いくのも辛いものがありますね。外見は元に戻ったように見えても心の傷はなかなか癒せるものでなく、

数ヶ月前に観た「夜明け前の詩」?題名は違うかも、ほんの半世紀前まで実際に行われてきた監視小屋

の実話もそういう感情を抱きました。なぜあの日広告に目が行ったのか、私に観ろよと問いかけて

くれていたのかも知れません。理不尽な基準は何処かしこもまだあり、そこをうまくすり抜けて手に粟の

人もいれば、本当に支援が必要な人には行政が入っていけない所があるようで、自己責任という縛りと

本人の申出がないと手続きが踏めない案件と親族との関係が途切れた人にとっては、救いのない環境。

「声を上げ続けて」言うけれど、世間体があったり、国から支援されることは恥ずかしい事だ、迷惑

を掛けてしまうと一人我慢してしまう人も多々いると思いますね。脈絡もない文章になってしまいました。

家に帰ると、その夜関東地域で震度5弱の地震の発生、大都会の弱さが露呈してしまった。帰宅困難者

エレベーターに閉じ込められた方もいたとか、南海トラフの危機が迫る、太平洋地域で一旦インフラが

弾けたら大変な事になるのだろうか、冷静な頭で行動できるのか、心配になります。