現在・過去・未来 下手を笑うな来た道だ、上手を妬むな行く道を 

「お年寄り」から「シルバー」へ また「シニア」と呼称も変われど、社会は60代になると
急激にその対応が変化する。

自分ではそのつもりも無く、まだ現役世代だと認識していても役職定年など就業の幅が極端に
減少してしまう。

会員カードのシニア割引の適用、ケータイプランの新設定、年金払込期間終了なども
強制的に引退だぜと囁かれてますし、若かった時代に観てた60代の方より若いと思うのだが。

人口減少と成年世代の縮小になってもポストは無い、また再就職も厳しいとの現実があります。
積み上げたキャリアを活かせる場面も皆無に近く、全く経験の無い仕事の募集が殆どです。
清掃業務や警備業務などは定番ですね、管理職や技術職だった方は応募するのだろうか。
高齢化に伴い、介護関係の仕事もいつも人手不足なのか募集は引っ切り無しですが充足してる
様には見えませんね。

年金だけでは、食べて行かれないのも現実ですので、再就職をしないといけないと判っていても
職を選んでしまっているのだろうと考えます。仕事に上も下も無いのだけれど、男性のプライドが
邪魔をして、誰もそんな風に見ていないのに「こんな仕事」と言って拒否しているのかも。

これから毎年凄い数の定年予備軍が60歳を越えて来るので、カッコつけている間に、それこそ
卑下していた職種の募集も無くなってしまうかも。

輪島地方の地震被災状況を見るの付け、何の前触れも無く、現実が変わってしまう、昨日まで
あった生活が今日からは過ごせなくなってしまう。生きて行くために選んでいられない選択も
しないといけない、今は各所から支援体制があるが長くは続かない。
いずれ自主的に生活を再建しないといけなくなるのです。国は助けてくれないと思った方が良いと
思う。十何年前の東日本大震災の被災者の皆さんも元の生活に戻れた(戻れたような)のは、
どうだろうほんの一握りと言うのが現実では無いだろうか。
不本意な生活を余儀なくされてる方の方が断然多いのでは、補償といっても微々たるもので無かったか

自然災害だけでは無い、世界を見渡せば、そこここに国益のための紛争が収まらない。
話合いでは解決せず、武力を以て行動を起こす、そこに弱者の悲惨さが際立つが、一向に平和に
ならないですよ。

ある分野では、人類最先端の技術があって、開発が進められても、アナログな部分は、19世紀から
何も変わっていないのは如何なものでしょうか。 考えさせられる1週間でありました。