一度でも貧乏や不況をくぐり抜けて来た人は、何処までも信用できる

先日 防火・防災の講習に参加して来ました。

私達の住む地域は、南海トラフ地震の指定地域にありまして、最近マスメディアでも

よく取り上げられてますね。周期ごとに地震が発生するプレートの上だとか。

100年から150年周期で、前回の地震から70余年が経過していて、注意が必要

との講話の中で、火災や緊急発生の時に不安や恐怖から、人間は以下の行動特性が

あると説明がありました。

①日常動線志向性・・・恐怖から逃れようと本能的に身を守る為、日頃から使い慣れた

道や通路・廊下を利用して避難する傾向があります。

②帰巣性・・・・・・・初めての場所や道、建物など、状況を把握していない所では、

来た道、入って来た経路を逆戻りする傾向にあります。

③向光性・・・・・・・通常、暗闇に対して不安感を抱く為、突然煙に襲われたり、照明

が消えて視界を遮られた場合は、習性として明るい方向に向かって行く傾向があります。

④危険回避性・・・・・煙や炎の見えない方向へ避難するといった、目の前の危険性のみに

着目した行動をとる傾向があり、追いつめられて高所から飛び降りるなど

衝動的に行動してしまう場合があります。

⑤追従性・・・・・・・自分では避難の方向を判断せず、避難の先頭者や大勢の人の後に、

やみくもに追従していく傾向があります。

⑥その他・・・・・・・判断力の低下から体が硬直したり、動けなくなったりして、避難行動

の時機が遅れる傾向があります。

 

訓練とは違って、相当衝撃的な状況だろうと想像できます、頭では分かっているつもりでも、

いざという時に判断を誤ってしまうかもしれないですね。

皆さんは分かっているとは思いますが、煙は上部へ行きます。

姿勢を低く、口元を抑え(ハンカチなど)エレベーターには乗らない、

建物なら上の階には行かない、出来れば外階段を利用して欲しい、講師からの解説でした。

車の運転をする私たちの業種も当てはまるのではないでしょうか。

日々が訓練が訓練で過ぎて行きたいものです。