私も喜んでいる 今日も書けた 読めた 歩けたと・・・

職場で何気ない会話から、名古屋で地下アイドルしてた子が、友人2人でビルの上から飛び降りた。

そういえば、昔そんな新聞記事やワイドショーを見たなあ。

私の様な、外野の人間はその事象しか見えない訳で、そこまで至った過程を、その方から聞いてから

しんみりしてしまった。家庭環境の劣悪から抜け出したく、自立を目指したその華やかな場所は、同じ

夢見る少女たちとの激しい競争といじめや嫉妬、目に余るファンの争奪戦と、自分が生きている実感と

居場所を求めて進んでいるのに、周りの腹黒い大人たちのカモにされて沈んで行く者も多い、一方で

次々とアイドルを目指す娘達が集まって来る。

ある時、ホームレスの女性が残した膨大なノートが本になったと記事で見た。

その女性は、10年以上前に他界していた、享年65歳。本名は不明だが、そこでは「小山さん」と

呼ばれていて、書き残したノートは「小山さんノート」という。生きていくために東京の公園に辿り着く。

女性であるがため、様々な屈辱を味わった、暴力も受けた、それでも自分らしく生きる事を最優先する。

その場で同じ目線で生きていると見えてくる、何気ない日常の有難さを素直な表現で記載する。

決して福祉や医療、生活保護など助けを求めず、平穏な時間を過ごしたい希望だけで、周りからは

邪魔や不衛生に映るんだが、善意という名の干渉や不本意な押し付けの国や地域のお飾りの施策。

貧困と性差別 女性の地位は向上してると言うが、声なき小さな声はどうか、やっぱり口を塞いで

いるのが実態。ある地方自治体の長の言動を見れば、一目瞭然ですわな。

「六時、起き、お前の様なものここで早く死んでしまえ、生きてる価値がないと、再び同じことを

言い、自転車で去った。夕陽が西の空に消えてゆくもの淋しい今日の出発・・・。

汚い言葉の念を払いのけ、テント荷物置き、街に出る。百円。昨日、新たなノート一冊、買うことも

できた。六百二十二円残を持ち、一目散に私の救いの時間に入る。今日は本当に店内が静かだ。

ひんやりとした空間で気を静め、ノートと共に向かう。」

雨がやんでたのに、またふってくる。もどろうか。もどるまい。黄色のカサが一本、公園のごみ捨て場

に置いてあった。ぬれずに済んだ。ありがとう。今日の光のようだ。」

世に認められず、収入が無くとも喜んでくれるだろう。きれいな風景を見て、美しい音楽も聞く事も

出来た。