案外、オッサンたちがこの地域の希望かも知れない
01.自分の若いころと比べ、つい若い世代の仕事のやり方に口出ししてしまう
02.つい自分の体験談や自慢話をしてしまう
03.以前の人間関係を引きずり、昔の部下や後輩に、命令口調で話してしまう
04.経験が豊富にあるので、若手には出来ない事が自分には出来ると思う
05.デジタル技術に疎く、エクセルやパワーポイントの資料作成を人に頼んでしまう
06.電話を取るのは若手の仕事だと思っている。電話に出ても相手の言葉にいらいらして、横柄に話してしまう
07.定年後も働く理由について「家にいると妻や家族が嫌がるから」「健康の為」など、周囲の士気の下がる事を言ってしまう
どうでしょうか 過去の栄光が華々しい人ほど老害になり易いとの事ですが
ある本から 「なぜ男は社内人事に拘るにのか」という記事があった。その個人を取り巻く環境の影響が大きい。
人は環境で変わる、部下は上司で変わるというもの。ですが人事の9割は「たまたま」で決まるらしい。
会社でのポストが年々減っているので、「アイツはもっと評価されるべきだ」 「あんなお調子モン持って来てどうする」と
正義を振りかざし、他人の異動に口を挟み、ストレス発散をしているのだとか。
「この人数でそんなの無理」 「この予算でそんなの無理」 「この期間でそんなの無理」
そんなムリムリ攻撃から逃れて自由になりたい。その為には、自分が上司のポジションに上り詰めるしかない。
失敗もしないけど成功もしない。よく動くけど勝手には動かない。下には意見するけど上には意見しない。この3つの
条件を満たす人が、いちばん出世する、コレが社内人事の鉄則らしい。
だいたい責任感が強くて部下の失敗を背負ってしまえば、その時点で昇進にはマイナスだし、責任感が強く自分に厳しい
人は他人にも厳しくなりがちなので、その実直さが周りとの関係を悪化させる原因にもなる。
結局のところ、「失敗したらどうする?責任とれるのか?」が口癖で、失敗もないけど成功もない。そんな人畜無害
(企業無害?)な人ほど、権力者に好まれ引き上げられ、理不尽な人事が繰り返されていくものらしい。
オレは負け組ではない」 「たくさん稼ぐ」より「周囲より稼ぐ」を人は好む、こうやって他者と比較する事で安心を得る。
「勝ち組のギリギリのとこでいいから勝ち組でいたい」この気持ちこそが人々を不安に陥れ、生きづらくさせているのでは。
群衆で息を潜める保身術、身を潜めていれば、「ひょっとしたら、元上司や同期が出世して引き上げてくれるかも」
「ひょっとしたら、病気や不祥事でポストに空席が生じるかもしれない」
他人を羨むおぞましい感情である「嫉妬」 人は嫉妬という感情を抱いた時、正義を振りかざす事で嫉妬心を隠す。
「だってあの人、モノは作れても管理能力無いもんね」 「だってあの人、過去の栄光だけで生きてたでしょ」
「だってあの人、組織人としてはダメな人だったじゃない」 裏返せば「自分の方が管理能力が高い」 「時瓶の方が
今も頑張っている」と言う風に。
人間は生まれつき人を信じやすく、信頼は人類が生存するメカニズムだといった教授の言葉がある。赤ちゃんには生まれて
から数時間で母親を見つめたり、表情を真似るようになるなど、身近な人と関わりを持とうとする本能があり、未熟な肉体で
生まれてくる人間は、誰かの世話なくして生きて行くとこは出来ないので、相手を信頼し人間関係を築くための回路が、先天的
に組み込まれている。確かに赤ちゃんがにっこり笑うと、誰もが思わず嬉しくなって、赤ちゃんの頬や小さな手を触ったりと、
何らかのコミュニケーションを取りたくなる、にっこり笑う仕草は3ヶ月微笑と呼ばれ、赤ちゃんが最初に身に付ける「社会性」
と考えられています。私たちのカラダの奥底には、他者とつながらないと安心が得られないことが刻み込まれているのかも。
「アナタは私の大切な人」 人は生物的に、周期性・規則性のある行動を好むので一緒にルーティーンを共有することで帰属意識
が芽生える。「母と子の絆」 「地域の結びつき」 「我慢する事を美徳とする文化」 と言う「希望」を失ってはいけない。
「あの頃は、仕事が全てだったんです。」 「ずっといた場所から出て見たい、そう思ったんです。」
「まだ、できると思うんです。」 「案外、オッサン達がこの国の希望かもしれない。」
「オッサンも変わる。ニッポンも変わる。」