つまづき 立ち上がって 後ろから来たものに抜かされても 笑っていたい

3ヶ月半も社会から外れていると、どんどん何事も分からなくなるのは勿論、日常の動きも緩慢になって来る。

ひと夏を温度が調整された部屋で、何もせず治療に費やす日々で、焦って治る物でも無いのが判っていても、

必要とされていない今を見ていると、自分がいてもいなくても、今日という日は何事も無く進んで行く。

仕方が無いと割り切ってはいても、今回生かされた命を投げ出さず、末端の動きでも良いからお役に立ちたいと

切に願うようになった。好き勝手に生きて来た勿体無い時間は、もう戻っては来ないけど、この先の時間は、

有意義な、自分にとっては自分で選択できる道筋を歩いて、残された日々を過ごしたなあ。

若い頃、夢中になって聞いていた歌手も俳優も年齢を重ねた今も、姿かたちも良い年月を経て、別の意味で影響を

受けているし、維持の為に並大抵の苦労もあろうに、今も現役というのが、元気を貰える。

昭和という古めかしいイメージだとは思うが、当時の画像を見ると、良い時代だったと思える。今では出来ない

演出も当たり前のように体当たりで俳優もやってたり、セットを爆発させたり、拳銃で撃ちっぱなし、ヘルメット

も被らず高速をぶっ飛ばしたりなど序の口で、こちらも元気を貰えたね。

自分がこうした状況になったらか、自身より辛い立場の方を拝見すると優しい眼差しになるようになった。

またそういった番組をよく見るようになった(ドキュメンタリー番組)。子供が親や兄弟の世話をするヤングケアラー

やこども食堂等の現状を見ると胸が締め付けられる。理不尽な毎日であっても、投げ出さずコツコツをルーティーンを

守って身内のお世話をし続ける。報酬も無い報われないと分かっていても・・・ 優しんだなあ、でも世の中には

上手く立ち回って大金をせしめる要領の良い人が評価されてしまう。真面目で優しい人の大方は、陽の目を見ないと、

遣り切れないんだなあ。働きに行く場所があると,いう事は、本当に有難い事で、当たり前になってくると、愚痴も

出て我儘になってくる。人間とは不完全な生き物ですなあ。柵があり、変なプライドに縛られたり、相手がいれば、

比較をし、勝っただの負けただの、一喜一憂をしたりして男は特に悩ましい人種です。

衆議院選挙、名古屋市長選、愛知県知事選と続いて行くし、アメリカ大統領選もあり、何かが変わって行く時期の分かれ目

に突入する頃合いなのかも知れない。