失ってはならないもの 信用 起こしてならぬもの 短気投槍

おじさん達が小学生の頃 道徳の時間で習う 「善行」

感謝されなくても良い気分になる。 善行をすると善い人物になる。

他人に優しくなれる。 良い事をした見返りは必ず帰って来る。

なんて教わった気がする。日本人独特な風習なのかも知れないけど。

昨今の話題を見聞きすると、若い方も人生経験豊富な方でも、

えっ! そんなことがきっかけなの? 一瞬の行動で積み上げて来た

実績が脆くも崩れ去ってしまう。あのテレビに出てた時は立派な言葉を

紡いでいたが。少し時間が経てば、分かる筈で、後悔してもし切れない

とは、このことでしょうか。 人の揚げ足を取られる方も随分増えて来た

感想です。立場違えば言う事も変わるし、環境で変化もする。

全くの同意などという事は、少なくて当然で色んな意見や主張があります。

答えが一つと決めつけるから、根を持つし、深くなりやすいです。

押し付けの善意も一方でありますね。あなたの為だからという表現のもの。

その方は、真に邪見も無く話されていますし、親切心なのと信じてる。

難しい解釈ではあります。最近 起こった身の回りの出来事に、最初の印象と

違って、少しの期間で「随分変わってしまったなあ」と淋しく想う人と関わる。

そこで意地張らなくても、前言撤回でもその方の価値が下がる訳でも無いのに、

悪い結果に向かってしまう、ストップ出来ない、他人の言葉が心に残らない。

中年以上の男性に多いのでしょうか、選択肢もあったのに、そこしか見えないみたいな。

残念で仕方ない。事故を起こす方の心情もよく似てる、接触事故を起こしても、

仕事中だと相手先に遅れてはいけないとばかりに現場を離れてしまうとか

後方に車両が繋がっていたので交通の邪魔にならないように移動するとか、

仕事の切りが付いた所で、会社や保険会社に連絡しようとか・・・ありがち

結果はというと「逃げた」と思われて簡単な物損事故が非常にこじれることが多い。

被害の対象になった人や物の、第一印象が悪くなって記憶に残り、最後まで印象を

覆せない事が間々あり、当事者も勤務先も保険会社も苦労します。

きっかけはほんのささいな自己判断から始まっています、それが大ごとになる。

昭和の初め 戦後貧しかったころの人達 全員とは言いませんが、善行を良しとする

家庭の教え ある時は母親から またおじいちゃんやおばあちゃん、隣近所の世話付き

のおじさん、おばさん 地域が見守るそんな時代だったように思う。

いまさら戻れなんて言わないですが、本当につまらない事で、人生を棒に振らないように

したいですね。人はそんなに見ているようで見てないし、意識し過ぎも良くない。

かっこ悪いなんて、本人が思っている割に、人々は流れの早いこの世の中で、いつまでも

気に留めていませんよ。でも誰にも見られていないと思ってズルや手抜きをすると、

そこは人々が見ているんだなあ・・・。