努力だと思わなくていいような、好きなことが見つかれば もうそれだけで上がりです。
ある方の投稿
15年使った洗濯機を新しく買い替えた。
新入りのその子はとても静か。
「今 洗濯中? ほんと? 静かすぎない?」
「サボってんじゃない?」
そっと様子を見に行くと、
脱水中の洗濯機がグルグル回っている。
前のあいつは・・・
「今! 洗濯してます! キューキューキュー!
今! 脱水中です! ガタンガタンガタン!
あ、 片寄りました~ 直してください~ ピーピーピー」
と、実にうるさかった。
でも1年目のあいつは静かだったのかな。
片付けしてたらあいつの取り扱い説明書が出てきて、
少しだけ懐かしくあの騒音を思い出した。
そうですよ だれでも 最初からそうだったわけじゃ無いんですよ。
一生懸命 働いてきて くたびれて来ただけじゃない あいつも頑張って来たんだよ。
いろんな事をしっていないといけないって 本を読み、モノを見て、知を磨いて来た。
これがステータスと言われてきたけど、年を喰ってくると語彙が多ければ素晴らしいとは言えなくなってきた。
知ろうとして知ったことも、もちろんあるけど、何かでたまたま知ったのである。
自分自身、知らないことが多い。そして知らない事の多い自分より、さらに知らないことが多い
人たちのことも、知っている。
みんな、人それぞれに、これまで生きて来た道のどこかで、新しい知識や知恵に出会い、それを知る。
ときには、ことばにできないようなことも知ることになる。
言いようのないコツだとか、姿勢だとか態度なども、知る。
知っても忘れることもあるし、何度も忘れることもある。
そういうことは、当たり前のことです。
知る機会があったことは、知る。知る意欲があると、たくさんのことを知るだろう。
知らなくてもいいことも知ることだって多いし、知らないとまずいことも、なくはない。
でも、自分の生きて来た道筋で出会わなかったことは、どうしたって知りようがないし、
知らないに決まっている。
本を読むと良いって人もいるし、本を読むことに出会わなかった人生だってある。
どちらも自慢でもないし、責められることでもない。
知ってても知らなくても 知ってそうで知らないことでも 色合いには変わりはない。
ほぼ日 より引用